日時:木曜日と土曜日 13:30〜14:30
場所:豊洲シビックセンター 6階 音楽練習室
所要時間:約60分(途中休憩を挟みながら、お子様のペースに合わせて行います)
料金:1家族 1,500円、お子様2名以上での参加の場合は2,000円
★ふれあいソングメンバーの方は一律1,000円
対象:0歳~5歳頃までのお子様と保護者様、その他ご興味のある方はどなたでも!
定員:18名(最大9組)
1. どんなことをしているの?
音楽を通して、楽しく親子のコミュニケーションを深め、お子様の発達を支援する、音楽療法ワークショップです♪
手遊び歌、童謡、季節の歌、クラシックやポップスなどの幅広い音楽に合わせて、
お子様とスキンシップをしたり、歌ったり、体を動かしたり、楽器を演奏したりしていきます。
新聞紙やバルーン、しゃぼん玉など、音楽をより積極的に感じられるための道具も使います。
絵本に歌がついた「うたえほん」なども積極的に取り入れています♪
「歌うのは苦手…」という大人の方も心配いりません!
お子様と一緒に参加するだけで、いつの間にか音楽を楽しむことができます!
もちろん、音楽好きのママやパパにも最適です。
子育て支援の側面から、特に0歳〜5歳頃までのお子様と、その保護者様を対象としています。
しかし本来、音楽はみんなが分け隔てなく一緒に楽しめる素晴らしいものです。
ふれあいソングも、赤ちゃんからお年寄りまで、みんなが分け隔てなく同じ音楽を一緒に楽しむことを目指しています。
ですので、5歳以上のお子様や、大人の方のお一人でのご参加、お年寄りのご参加も大歓迎です!
そしてもちろん、発達がゆっくりなお子様や、障害をお持ちの方にもぴったりなワークショップなんです。
(特別支援学校と放課後等デイサービスでの勤務経験があります。)
親子のための「ふれあいソング♪」ワークショップ 概要はこちら
2. 「ふれあいソング♪」の目的
音楽を通して親子のコミュニケーションを深めることが一番の目的となります!
子育てをがんばるママ・パパのリフレッシュや、
お子様の発達支援(心の安定、知的機能や身体機能の健やかな発達、豊かな感受性・表現力・コミュニケーション能力などの成長につなげること)も目的となります。
「ふれあいソング♪」ワークショップは、音楽療法と療育(発達支援)にもとづいたワークショップです。
音楽教育、いわゆる「レッスン」ではありません。
(その点、音楽教育法であるリトミックなどとは目的が異なります。)
ですので、音楽的な技術を習得したり、人よりも上手にできることが大切なのではありません。
一人ひとりの精神的QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させること
つまり「その人がその人らしく生きること」を援助することが目的です。
無理に何かをさせたりすることは、決してありません。
そのままのその人を受け入れ、その気持ちに寄り添い、その人が自ら「やってみたいな」と思った時に、音楽の力を借りて支援をする。
そして、「先生と生徒」ではなく、同じ人間同士として、ケアしあい、豊かに成長しあう「セッション」の場なのです。
(ですので、私はできれば「先生」ではなく名前で呼んでほしいと思っております♪)
育児中のママとパパ、お子様それぞれみんなが、毎日を「自分らしく幸せに生きていく」ためには…
何よりも心温まる親子のふれあいをしてもらうことが、素晴らしい方法だと私は考えています。
3. 「ふれあいソング♪」の効果
ふれあいソングを親子で楽しむことで、様々な良い効果が得られます。
1)親子のふれあいの効果
2)音楽をふれあいのツールとして使うことのメリット
この2つに分けてお話します♪
1)親子のふれあいの効果
毎回ワークショップの最初に、「ふれあいソングの目的は、親子のふれあい・コミュニケーションですよ」とお伝えしています。
子育てをされている皆さんにとって、親子のふれあいが大切だということは、日々肌で感じられていることかと思います。
①親子の情緒の安定
リラックスした気持ちで肌を触れ合わせることにより、「愛情ホルモン」とも言われるオキシトシンという脳内物質が分泌されます。
オキシトシンは情緒を司るホルモンで、きちんと分泌されることで、怒りや恐怖心、闘争心などをコントロールしています。
これは、親と子の双方の脳内に分泌されるのです!
親には、安らぎやストレス解消といった効果があります。
ママの場合は、子どもに優しく触れたり、抱っこしたりすることで分泌されます。
パパの場合は、体を動かしながら少し刺激的な触り方をした方がよく分泌されるそうです!面白いですね。
ママのスキンシップは情緒を安定させ、パパのスキンシップは社会性の高い子に育ちやすい、というデータもあるそうです♪
子どもの場合は、記憶力がよくなり学習効果が高まったり、ストレス耐性が強くなるという効果もあります。
特に、脳が最も発達する生後1年ほどの間にオキシトシンの影響を充分に受けると、脳自体がオキシトシンを出しやすいように変わるため、この効果が一生続きます。愛情深く、協調性のある、自立的な子に育つと言われます。
逆にスキンシップが少なかった子は、攻撃的で衝動性が強いという情緒不安定な傾向が見られるようです。
生後1年が過ぎても、オキシトシンは触れあえば分泌されるため、けっして手遅れではありません!
子どもの求めに応じて、軽いタッチや頭をなでる、握手をするなど、少しでもスキンシップを多くとると良いそうですよ♪
ポイントは、10分以上行うこと。10~15分ほどで子どものオキシトシン分泌量がピークになります。
また、朝よりも、副交感神経が優位になる夕方以降がより効果的だそうです。
②子どもの承認欲求を満たす
承認欲求は、「他者から認められたい」という人間の本能的な欲求です。
子どもは、最も身近な存在である親に認められたいと思っています。
たとえ評価されなくてもいいから、親に見守られたい、知ってもらいたいのです。
これを繰り返しながら成長することで、子どもはやがて満足し、「見てもらえなくても大丈夫」になります。
ポイントは、「褒めればいい」わけではないこと。
なんでも褒められていると、評価に依存し、褒められなければ頑張れない子になってしまうと考えられています。
その点、親子のスキンシップなどのふれあいは、それだけで「あなたを受け入れているよ。愛しているよ」というメッセージを伝えることができますよね♡
③子どもの自己肯定感を高める
自己肯定感とは、「自分を価値のある存在として肯定する感覚」のことです。
つまり、他者の評価に関係なく、「自分はありのままで大切な存在だ」と自分で感じられることです。
これは人が幸せに、前向きに、意欲的に生きていくためには欠かせない感覚です。
0〜6歳までは、自己肯定感の土台が育つ時期と言われています。
乳児期は抱っこなどのスキンシップをする身体的なコミュニケーション、幼児期は話をよく聞いてあげる、疑問に答えてあげるなどの精神的なコミュニケーションを取ることが効果的と言われています。
大切なのは、良いところだけではなく、悪いところも含めて、その子をまるごと認めてあげること!
「大好きだよ」「どんなことがあっても味方だよ」というメッセージを伝えてあげましょう。
親に自分の全てを認めてもらえることが、そのまま自己肯定感につながります。
自己肯定感が育まれた子どもは、自然と色々なことに関する好奇心が生まれ、主体的に取り組んでいくことができます。
また、自己肯定感の高い人は、他者への信頼感も高いと言われています。
「そのままの自分でOK」と思えていると、相手のことも「あなたもOK」と思えるのです。
相手を尊重し信頼できるかどうかは、人間関係、そして人と共に生きていく長い人生に、とても大きな影響を与えるはずです。
2)音楽をふれあいのツールとして使うことのメリット
親子のふれあいには、良い効果がたくさんありますね!
ふれあいソングで大切にしていることは、まず音楽ありきではなく、親子のふれあいやお子様の成長のツールとして、音楽を利用していくということなんです!
では、音楽を使うと、親子にとってどんなメリットがあるのか!?
気になりますよね♪
①反応のキャッチボール・コミュニケーション・スキンシップができる
歌は赤ちゃんとの最高のコミュニケーションツールです。
ママやパパが歌いかけてあげると、赤ちゃんはリラックスし、楽しい気分になれます。
音楽を聞くと自然と体が動く感覚は、誰もが経験したことがあると思います。
まだ話せない赤ちゃんでも、ママとパパの歌を聞くと嬉しくて手足を動かすなど、反応のキャッチボールができるのです。
手遊び歌などでは、直接触れ合ってスキンシップをとることも自然とできます。
また、ママとパパだけでなく、他の大人やお友達とのコミュニケーションも取ることができます。
これはコミュニケーション能力や協調性につながる大切な経験です。
幼少時代にうまくスキンシップを取れなかった子どもは、大人になってから人間関係に悩んだり、人付き合いが苦手になる傾向があるとも考えられています。
ぜひ音楽を活用して、楽しく人と関わる経験をさせてあげたいですね♪
②脳が活性化し、情操が豊かになる
音楽は情動(気持ち)に直接働きかけると言われています。
実は、聴覚は、脳の感情を扱う部分(大脳辺縁系)と直結しているのです。
そのため、音楽を聴くことで、感受性や想像力も豊かになります。
大好きなママやパパの声で歌いかけてあげると、赤ちゃんにとっては最高に嬉しい体験になりますね。
手遊び歌や楽器などを使う場合は、聴覚・視覚・触覚が刺激され、脳と体の発達が促進されます。
手指は「第二の脳」または「外部の脳」とも言われています。
刺激を与えれば与えるほど脳の発達を促すことができる、重要な器官なのです。
音楽に合わせた手の動きや楽器などは、子どもにとってはどれも新鮮で楽しく、何かを表現する喜びを知ることができます。
手遊び歌で動かす指の動きは、左右をどちらもバランスよく動かすものが多く、右脳と左脳どちらも活性化させることができます。
初歩的な指の動きから、徐々に複雑な動きもできるようになり、手先の器用さにつながっていくのです。
音楽に合わせて行うことで、リズム感や反射機能、想像力も鍛えられます。
親子で音楽を楽しむと、リラックスやリフレッシュになるだけでなく、脳や心にも良い影響があるのですね!
③言葉の獲得
マザーリーズ(motherese)という言葉を聞いたことがありますか?
ママもパパも、赤ちゃんに話しかける時には自然と声が高くなったり、短くて分かりやすい言葉を使っている方が多いのではないかと思います。それが「母親語」、マザーリーズです。
マザーリーズの特徴
①声のトーンが高い
②抑揚が誇張される
③ゆっくりとしたテンポで話す
④同じ言葉を繰り返す
マザーリーズの効果
○情動調律
赤ちゃんは、マザーリーズの語りかけに対しては、通常の語りかけよりも積極的に注目するそうです。
まだ言葉の分からない赤ちゃんでも、抑揚のあるマザーリーズによって感情を理解することができ、赤ちゃん自身の感情も育むことができます。
○言葉の発達
マザーリーズのゆっくりとしたテンポや繰り返しは、赤ちゃんにとって理解しやすいのです。
赤ちゃんは大人のマザーリーズに耳を傾け、時には一緒に声を出して真似をしながら、言葉の学習を進めていきます。
○社会的学習の助け
マザーリーズによって指示するものを赤ちゃんと大人が一緒に注目する、「共同注視」という行動があります。
マザーリーズによって赤ちゃんの注意を引きつけ、一緒に物事を観察することで、社会的な学習を促すことができます。
わらべうたや手遊び歌、童謡などは、テンポもゆっくりのものが多く、子どもにとってやさしい日本語とメロディーでできています。
まさに、マザーリーズの歌なのです♪
このような歌を歌うことは、赤ちゃんの情緒の安定や言葉の発達につながります。
脳の中で、音楽と言葉は深い関係にあると言われています。
言葉が音楽に合わせて脳に届くことで、前頭葉のブローカ野という部分がより強く深い活動をするそうです。
音楽のリズムやメロディーに乗せた方が、楽しみながら言葉を覚えやすい、ということは経験としてもよく知られています。
ぜひ歌を上手につかって、赤ちゃんに安心と言葉のプレゼントを与えてあげたいですね♪
もちろん、この他にも音楽にはたくさんの良い効果があります!
ふれあいソングの主な効果には、以下のようなものがあります。
ふれあいソング♪の主な効果
●関係性の発見と改善
●コミュニケーション
●情緒の安定・回復
●不安行動の軽減
●自己コントロール
●身体機能の促進
●知的機能の促進
●リラクゼーション
●生きがい
●集団参加の促進
●注意集中力
●身体運動の誘発(リハビリ効果、発達援助)
●歌唱による効果(呼吸を整える、言葉の誘発、回想)
●楽器演奏(発達援助、機能訓練)
4. Pastel Music が目指すこと
このように、親子のふれあいや、音楽を活用することには様々な効果があります。
ただ、私としては…
「音楽を使うと、楽しい!!」
この一言で充分なのではないかな、と正直思っています。
難しく考えずに、ママとパパが楽しい音楽、お子様が楽しそうにしている音楽を、ぜひ親子で一緒に楽しんでみてください!
同じ音楽を共有する感覚は、何物にも代えがたい家族の宝物になるはずです。
その経験が、きっとお子様がこれからたくさんのお友達や新しい家族、まだ顔も知らない人達と、心を通わせながら生きていく糧になると思います。
そしてママとパパにとっても、一生の思い出になるはずです。
毎日の生活の中で自然と口ずさみ、親子でふれあいたくなる、笑顔になれる、お互いがもっともっと愛しくなる…
それが「ふれあいソング♪」なのです✨
毎日の家族の生活に、音楽が彩を添えてくれること。
自然と家族がふれあいたくなること。
大人も子どもも、みんな笑顔になれること。
愛しさを感じ、幸せを感じられること。
一人ひとりが心豊かな人生を送れること。
Pastel Music は、その一つのきっかけとなることを目指し、ふれあいソングを広げていきます🌈
音楽が、家族の幸せな時間となりますように♪
そして、人と人との想いが結びつき、愛溢れる幸せな世界を創っていけますように!
これからもPastel Music とふれあいソング♪をよろしくお願い致します😊
コメントをお書きください